2008年9月24日水曜日

インド人考察1(愛国心編)

あるインド関係の本で読んだと思うが、インド人はインドが大好きだという。インドに関わり始くめてはや2年が過ぎましたが、この意見は確かに正しいと感じています。 まぁ、どこの国の人でも、大抵、愛国心の欠片があるだろうから、自分の国を好きだと思うこと、口に出していうことは理解できるんだけど、ことインド人の自国に対する感情はかなり熱いものがあります。不思議なくらい無邪気に自国ののことを礼賛する傾向が強い。インド料理が世界の3代料理のひとつだと言ってはばからない輩までいるんです。国民的スポーツであるクリケットが、世界最大の球技(という認識)だし、旧英連邦国家群で行われるコモンウェルス大会にいたっては、勿論オリンピック以上。。。。まぁ”井の中の蛙”的な性格が強く出てますけど。この井戸はかなり大きいので、それもありか。。。。。認めたくないけど。。。。。

また、マスコミの論調も、基本的に”大国インド”を前面に出したものが中心で、自国の主張が国際社会に受け入れられない時も、"すべて国際社会の不理解が原因”ということになります。まぁ日本に居て、インドを眺める分には、微笑ましい限りですが、実際にこちらで生活してみると、かなり鼻につきます。というか、時々怒りすら覚えますね。日本人は、必要以上に自国を卑下する傾向が強いと思いますが、インド人は、全く逆。これこそ足して二で割ったらちょうど良い感じになるでしょうけどね。。。。

1週間の日本出張

昨夜ムンバイ空港に戻ってきました。実は9月10日~22日、赴任後10日も経たず、日本へ出張でした 
東京はインドに負けず劣らず暑く、少しムンバイが懐かしく感じるほどでした。

仕事の他にも、プライベートでやり残したことがたくさんあり、帰国できたことは実際ありがたかったのですが、実際は、仕事に追いまくられて、ほとんどやらなきゃならないことができませんでした。残りは、残してきた妻に全てお任せとなってしまいます。前回米国に赴任したときも、これに近い状態で、家族には大変迷惑をかけました。今回こそは、きちんと手伝って、妻の負担をできるだけ減らしたいと考えていましたが、予定していた年休も1日しかとれず、インドへの戻りを2~3日遅てらせようにも、すでに現地ではアポイントメントが入っており、それもならず。どうしてこうもぎりぎり綱渡りのような赴任になるのかな~?会社の規定では、出向終了後の帰国すると、2週間程度の休みが付与されます。できれば、出向前にも同様の準備期間が必要だと感じています。是非会社に提案してみたいと考えます。

2008年9月8日月曜日

赴任1週間


ムンバイへ着任し、アッという間の1週間が過ぎました。
外国人登録及び在留許可証をもらいに、FRO(Foreigner Registration Office)へ出向き、現地スタッフのサポートを受けながら、許可証をいただきました。パスポートよりやや小ぶりな手帳のようなもので、中身は手書きで、とても政府が発行する公式の証明書とは思えません。手続きも、やたら不効率で、日本であれば一度にできることを、何度も手間をかけさせます。さすが、究極のワークシェアリングの国です。
(右が在留証明書)


また、着任早々日帰りですが、ハイデラバードへ出張し、丸一日を費やしました。この出張は実りのあるものでしたが、いかんせん地方の空港は都心部から遠く、片道1時間半はゆうにかかります。
この辺は、日本とも事情が似ているかもしれませんね。


しかしながら、ハイデラバードの空港(左)、できたばかりということもあり、我がムンバイ空港とは比べ物にならないくらい充実しています。ご存知の方もいらっしゃると思いますが、ムンバイ・デリーという2大都市の空港は、地方の大都市空港に比べても、非常にお粗末です。よくこれで、国際空港を名乗れるもんだ、といつも思います。


さて、この1週間をさらに短く感じさせたのが、着任早々出くわした、ガネーシャ祭りでした。
※ガネーシャは体が人、頭が象、腕が4本ある、どう見ても怪物なのですが、インドでは非常に人気のある商売の神様です。このガネーシャにまつわる話も結構笑えるものがありますが、どうしてこんなグロテスクなものを崇めたてまつるのか、不思議です。

日曜日について、水曜日はもうお休み。なんだか気が抜けてしまいました。このムンバイでは、ガネーシャが一番人気の神様で、全国で開催されるこのお祭りの中でも最大の規模になるらしいです。しかし、私が見た感じでは、どこがそんなに盛大なんだ?
しかし、このお祭り、実は7日間も続くとのこと。どうも、9月3日はどうもガネーシャ祭りキックオフのお休みのようです。昼間はそうでもないのですが、夜になるとどこからともなく鉦や太鼓の音が聞こえてきます。それはもう日本のチンドン屋の比ではありません。(左下の写真)
(このお祭りについては、また今度詳細レポートします。)


2008年9月2日火曜日

インドでやりたいこと(その2)

これまで随分時間とお金をかけて、社会人(営業?)必須のゴルフをしてきましたが、学生時代に比べて、腕は落ちるばかり。。。お金の掛け方と、使える時間が反比例しているせいでもあると思いますが、まさに月1ゴルファーならぬ年1ゴルファーである状況を脱し、赴任中に憧れの”シングル”レベルへ到達したいと考えています。

しかしながら、このムンバイのゴルフ事情は悲惨です。ゴルフ場と呼べるところは近隣に2か所。しかもそのうち1か所は工事中のためクローズ。(いつオープンするかどうか分りません。インドですから・・・)車で2時間ほど行ったところに、もう1か所あるらしいですが、かなり高額。ということで、私のゴルフ修行は"Willmingdon Golf Club"という、それはそれは由緒ある(らしい)コースをメインに進めて行くことになりそうです。

このコースは、会員になるため、年会費約$4000かかるらしいです(但し、プレー代は何回通っても無料、ざっと見積もって、年間166回or週3回以上で元が取れそうですが。。。)。多くの日本人駐在員の方が会員でいらっしゃるので、一緒にラウンドしてもらえれば、ゲストとしてRs1200を払うだけです。これにキャディーフィーがRs150。かなり格安ですよね。コースとしては、”狭い”、”短い”、”15ホールしかない”(現在3ホールは工事中)いうトリッキーさで、ムンバイ以外の場所であれば、誰も行かないようなゴルフ場です。(何といっても、唯一ですから。。。)ここの会員になるには、それはそれは厳しい面接が複数回あるそうで、申込から実際に会員権を手にするまで、1年くらいかかるそうです。

すでに何度かラウンドした感想は、いい所から言えば、1)テクニカルなので、正確性が向上しそう、2)ショートゲームは確実に上達、3)ボールボーイを雇えば、打ちっぱなしも可能というくらいですが、悪いところを上げればきりがありません。。。。。特にマナーについては、恐らく地上最低レベルだと思います。インドの上流階級と思しき現地ゴルファーのマナーの悪さは、これまた世界中で悪評高い、日本のお隣の某国のゴルファーと拮抗していると思いました。日本であれば、まず、即出入り禁止となるような行為が横行しています。ここも、忍耐強さを培う貴重な修行の場となること請け合いです。しかし、しかし、ゴルフ場があるだけでも有難い、と感謝の気持ちを忘れず、修行してゆきます。

インドでやりたいこと(その1)

駐在が決まり、新たな生活が始まるにあたり、誰もがそうであるように、私も色々挑戦してみようと思っていることがあります。これまでの生活環境(仕事、家庭など、言い訳は山ほどあるけど・・・)ではなかなかなかできなかったことを、ここで、改めてやってみよう!と考えました。
あまり欲張りすぎて、”虻鉢取らず”になるのはこれまでの悪いパターンなので、これでもかなり厳選してみました。まずは、


その1:20代の肉体を取り戻す!夏休みに取られた恥ずかしい写真のリベンジをやるんだ!
   <HOW?>筋トレを再開。ここでの住居が決まるまで、幸いホテル住まいとなるので、ホテルのジ ムを有効活用し、とにかく毎日エクササイズ!家を決めた後も、今は埃をかぶっている伝説のエクササイズマシン、SOLOFLEX *1で続けるぞー。

*1 SOLOFLEX:私が10代後半~20代前半に流行った家庭用エクササイズマシン。
"NO Pain, No Gain"という有名なCMで一世を風靡。当時、セットで20万円くらいしたと思う。学生の身分では、とても手が出なかったが、5年程前、偶然ブックオフで発見、3000円という、信じられない激安価格であったため、即購入。今でもそのシンプルなデザインは秀逸で、機能的にも最高のマシンだと自己満足している。




















(これ
から下のことは、後日詳細書き込みます。。。。)
         


その2
ングルプレーヤーになる!大学4年で始めて以来、「シングルに最も近い110の王」という不名誉な称号を、この地で返上してみせる! 

その3:ヨガをやる!もともと体が柔軟な性質ではないのに、激しい運動を好むため怪我が多い。幸い妻の趣味がヨガであり、こちらでは先生についてやりたいと言ってるので、それに便乗しよう。帰国する前には軟体動物化していることだろう。
    

その4:CPA資格取。2年前、約80万円の大枚をはたいて決意した米国公認会計士資格であるが、仕事の忙しさにかまけて(出張続きで)半分くらいしか授業に出席できず、挫折中。テキスト、授業DVD一式持ち込み、勉強再開するぞ!
 

その5:禁煙。これはもう10年来の目標。何度も挫折を繰り返す私を、冷やかな目で見守る家族を見返してやる!最近血圧が高く(上が180で下が140!?)、真面目にやめなきゃ、って考えてます。
でも、この唯でさえストレスの貯まる国での生活に、煙草抜きでやっていけるだろうか・・・

2008年9月1日月曜日

Arjuna:アルジュナ?Who?

Arjuna:Shining Warrior(輝ける勇士)

インドに伝わる有名な叙事詩である「マハーバーラタ」に登場する英雄。

(詳細はWikipedia:http://en.wikipedia.org/wiki/Arjuna)。

自己紹介の欄でも書きましたが、ヒンディーの先生(日本人)からいただいた、有難いインディアンネームです。

(この先生のお話は今後ちょくちょく小出しにさせてもらいます)


このニックネームをいただいたけた経緯は、図々しくも自分から、その先生に要求したことがきっかけでした。


私:インド人に一発で覚えられるようなニックネームとか、ないですかね?

先生:そうですねー、色々ありますよ。

私:やっぱ、神様の名前がインパクトあるんじゃないですか?シバとか、ガネーシャとか?

先生:普通ですねー全然インパクトはないですよ。(実際、いっぱいいるらしい)

私:何か、こう、名前聞いただけで、尊敬を勝ち取れるみたいなやつがいいっすね。誰でも知ってて、 誰からも好かれるみたいなやつ。香港人とか、よくイングリッシュネームって持ってるじゃないですか。 例えば、マイク、とか、ジョンとか。見かけはどう見ても、チャイニーズなのに、笑っちゃうようなやつ持ってる間抜けがいるんで、そんなんじゃないやつ。できれば、日本人には馴染みがなくても、インド人には絶大な支持があるやつみたいな。短いおつきあいですけど、先生も、私の性格とか、人となりとか、 随分ご理解いただいてると思うですけど。。。

先生:そうですね、それじゃ、明日までに考えておきましょう。

そして翌日を迎えるまでもなく、突然先生が、

先生:こういうのどうでしょ?(さらさらっと、ホワイトボードにヒンディーを書く)

私:それ、なんて読むんですか?

先生:もうあなたなら読めるでしょ!

私:すみません・・・・・昨日復習してません。

先生:そうですか、これは ア、これは、ル、これはジュ、それではこれは?

私;ナ?ですか?(なんとか一文字は読めました・・・・)

先生:そう、アルジュナです。

私:????それって誰????どんな意味????

先生:これはマハーバーラタに出てくる有名な勇士です。神様ではないけれど、インド人なら誰でも知っている、クシャトリア(カースト制度における武士階級)ですよ。子どもたちが大好きなスーパーヒーローだと思ってください。

私:それいい!かっこいいですねそれ。それにしちゃお!(お気軽ですみません・・・)ありがとうございます!!!!

ということで、私のインディアンネームおよびHNはアルジュナにさせていただきました。

これを機会に、マハーバーラタ読んでみよう!っと思っちゃったりなんかして。。。どなたか良い本ご存知でしたら、教えてください。

偶然ですが、私のインド人の友人のお孫さんの名前と一緒だということで、運命的な気持にさせられました。名前負けしないような人間になりたいものです。